2018-09
9月13日の兵庫区医師会のイベントが終わりました!
楠公会館に医師をはじめ医療に携わっている様々な職種の方が180人が集まりました。
神戸大学の木澤先生にACPについて講演をしていただいた後で、参加者全員に兵庫区医師会で作成中の「私らしく生きるためのノート」の雛形に実際に記入してもらいました。その後で、記入するときに感じたことやこのノートを普及させるにはどうしたらいいかというグループワークをしました。辛口な意見がたくさんありました。このノートを完成させるために参考にさせていただきます。私たち緩和ケアに携わっている人たちには避けられない「死を意識すること」が、緩和ケアに携わっていない人たちはあまり意識しておらず、医師ですらどちらかというとそういう話は避けたいと思っていることが改めてわかりました。また、参加者から死生観がそれぞれあるからこんなノートは書けないと言われましたが、このノートは書くことが目的ではなく、まさしくその死生観を大切な人と共有してもらうために話し合ってもらう「道具」であることを強調したいと思います。
このノートに対する拒否反応が予想通り多かったことで、日本人は今この時も戦争下にある国々の人たちと違って死を意識せずに生活できていてそれはそれでとても幸せなことなのだろうと思います。
兵庫区で安心して最期を迎えるための兵庫区医師会のプロジェクトの一つなので「命あるものの死亡率は100%」を時々思い出していただくきっかけになればと思います。
ホスピス緩和ケア週間10月7日~13日
今年も緩和ケア週間が近付いてきました。
久しぶりに飲みながら相談を受けることにします。
名称;緩和ケア バー(カフェではありません)
日時;10月11日(木)18時から21時まで
場所;神戸市中央区中山手7丁目11-22 お好み味っちゃん
費用;実費
連絡先;078-577-2274(森本医院)
日本ホスピス緩和ケア協会に企画登録して結果を報告します。
美味しいお好み焼きをたべながら待ってます。
救急車の利用について 2
消防署は消防と救急に携わってくださっています。災害時は「消防」が優先されることは知っていますか。火事が鎮火するまでは救命救急士も消防士なので消防活動をします。
そのため阪神淡路大震災のときのように火事があったときは、けが人や患者さんを運びたいときは自分たちで運ぶことになります。自助、共助です。いつでも救急車を呼べる訳ではないことを普段からわすれないようにしましょう。
民間の輸送機関も災害時に利用できるような取り組みが必要だと思います。
救急車の利用について 1
6日に兵庫区医師会と兵庫消防署との連絡調整会議があり、救急の現状について意見交換がありました。
平成29年度の神戸市の救急車の出動件数は83081件、1日平均228件でした。6分半に一台要請されている計算になります。(兵庫区は8244件)そのうちの約6割が65歳以上です。
また、受診した後ですぐに帰れる軽症の人が6割いました。軽症だった人は救急車ではない手段で受診可能な人たちです。神戸市は救急車を呼んでから到着まで平均9分かかるそうです。そこから病院まで更に何分か必要です。6割の軽症の人が救急車を利用することで9分かかっているのです。自分が重症者だったらと考えてみてください。
何回も救急要請する市民もいるそうです。本人は悪質なつもりはないかもしれませんが本当に必要な人の搬送が遅れるということを考えて不必要な要請はひかえましょう。
限りがある資源を有効に利用するためにご協力お願いします。
7月28日の神戸新聞の記事です
興味があればクリックして読んでみてください
更年期障害
今年の夏は暑いですが、それ以上に更年期障害による汗がすごくてタオルを持って訪問診療しています。汗をかいたままで冷房の効いた部屋に入ると今度は寒くて鼻水がでます。困ったものです。