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老人福祉施設での医療用麻薬のとりあつかいについて

先日ショートステイを予定している患者さんが医療用麻薬を使っていることを理由に断られました。施設は自宅と同じように麻薬の管理に金庫は必要ありません。
以下、厚労省からの医療用麻薬適正使用ガイダンスから抜粋します。

「自宅以外の療養場所での麻薬の管理について」
1.医療用麻薬の保管、管理にあたり金庫を用いる必要がない。
2.居室でない部屋で施設職員が他の薬剤と同じく一括管理できる。
3.どこで保管、管理しても速やかにレスキュードーズを服用できるような環境づくりができるよう指導する。
4.患者と施設職員に用法や誤用の際の連絡方法などを伝えておく。
5.使用済みあるいは不要な麻薬の回収、廃棄についても施設職員に伝えておく。

5年前に神戸市医師会から老施連にこの旨は伝えていましたが浸透していないため、これからも何度でもお伝えする必要を感じました。
この度は兵庫区と長田区の6月の施設長会議で説明させていただきました。
大切なのはレスキューを速やかに使えることです。病院は金庫管理のためレスキュー薬を飲むまでに時間を要すことがありますが自宅や施設はそのようなことがありません。みなさんご協力をお願いします。

2018-06-22 | Posted in TOPICSNo Comments » 
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